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最新記事【2011年12月06日】

寂光院関西に越してきて早10ヶ月。
人生初の関西生活で嬉しいのは
名所旧跡観光地が近いこと。
特に、京都まで電車でも車でも
1時間と少しでさくっと行けるのが嬉しくて
母を誘って紅葉見物に行って来ました。
日帰り2連発、これは一日目の大原編。
赤いもみじを絨毯のように敷き詰めた
このお庭は、最初に訪れた寂光院です。

今年は、京都の紅葉を満喫する気満々。

福岡にいる母を
「宿を取らずに京都の紅葉を見に行ける機会なんて
今の任地にいる時しかないから、遊びに来て」
と誘い、12月2日に行って来ました。

大原の紅葉には遅いかな、とも思いましたが
散り始めは迎えたものの、美しさは存分に楽しめました。

早起きして7時過ぎに芦屋の自宅を車で出発、
途中開店早々の出町ふたばで豆餅をゲットして
9時過ぎに大原へ着きました。

大原バス停近くの駐車場に車を停めて
先ずは寂光院へ。

京都大原の紅葉 寂光院への道のり

のんびりと15分ほど歩く間、長閑な風景は、どこも絵になります。
水辺は特に趣があってきれい。

朝一番の時間帯ということもあって
行き交う観光客もほとんどなくすごく静かです。

京都大原寂光院 狐雲(茶室)前の風景

寂光院の門をくぐってすぐの右手、池の畔にある茶室(奥の建物)。
京都御所で行われた昭和天皇の即位の御大典で用いられた部材が
下賜されてお茶室になったそうです。
狐雲というお茶室の名前は「平家物語」の大原御幸の一節から。

京都大原寂光院 苔生した屋根の紅葉

池の畔にある東屋の苔生した屋根の上にも紅葉がいっぱい。
紅葉って、赤い色だけではなくて緑との対比でより引き立つことを実感しました。

京都大原寂光院 汀の池

池水に汀の桜散り敷きて 波の花こそ盛なりけれ

文治年(1186)4月下旬、忍びの御幸で寂光院の建礼門院を訪ねた際に
後白河法皇が詠まれた歌。

この時の汀(みぎわ)の池と桜が
平家物語に謳われた頃そのまま今に至ります。

寂光院は、放火により2000年5月に
本堂とご本尊の地蔵菩薩が消失したのですが
5年をかけて復興したそうです。

写真で見る焼失前の本堂と変わらぬ今の風景を前に
ご住職や関係者の方の熱意と大変なご苦労を感じました。

来た道をのんびり大原バス停まで戻ったら
次は反対側の三千院へ。
畑越しに山里らしい風景を見渡したら
呂川沿いにお土産物屋さんの並ぶ細い道を上って行きます。

時間に追われることなくのんびりと紅葉を楽しんでいたらもぉ11時。
三千院の門前通り階段下まで来たところで早めに昼食を。

京都らしいお料理がいいな〜と料理旅館芹生へ。

京都大原芹生の庭園

時間が早くて、お店には2番乗り。
窓際の特等席、すぐ外にはお庭の紅葉が。

京都大原芹生の三千草弁当

注文したお料理は三千草(みちくさ)弁当。
三段のお重には、色とりどりの山菜や漬物、
そして胡麻豆腐とお吸い物がつきます。
お腹いっぱい大満足。

京都大原三千院 聚碧園

食事の後は三千院へ。
これは客殿から見る聚碧園という庭園。

京都大原三千院 聚碧園

池を彩る紅葉もまた雰囲気があります。

三千院はお庭が広くて、客殿からぐるりと宸殿を回って
外に出た後ゆっくりと散策できます。
11月下旬に見頃を迎えた紅葉はずいぶん散っていましたが
それも風情があっていいもの。

つまり京都って
咲いても、散っても、赤くなっても、枯れても、降っても、溶けても、
いつどんな時に来てもいいところなんだと思います(笑)

さて、お庭の風情を満喫したら
三千院を出て、門前通りを右へ。

京都大原三千院の門前から宝泉院への道のり 律川

これは律川にかかる紅葉。

「ロレツが回らない」の語源は、仏教の儀式や法要で僧が唱える歌のような曲
「声明(しょうみょう)」の音階に呂と律がありこの音をうまく使い分けできないことから。

三千院は、「声明の里」と呼ばれ、古くから声明がさかんに行われていて
三千院を挟んで流れる二つの小さな川を声明に因んで
呂川(りょせん)・律川(りつせん)といいます。

何だか由緒あるお話ですね〜。

三千院からのんびり歩いてすぐのところに宝泉院があります。
実はここ、京都のお寺の中で私の一番好きなところ。
(って、そんなにたくさん行ったことあるわけじゃないけど)

京都大原宝泉院 額縁庭園

ガイドブックによく出てくる額縁庭園。
左端に写ってるのは怪鳥母でご愛嬌。

宝泉院はお抹茶付きなのですが
この景色を見ながらお茶がいただけるとは何たる贅沢!

ちなみに新緑の宝泉院はこちら
iPhoneのホーム画面の壁紙にするくらいお気に入りの写真です。

京都大原宝泉院 五葉の松

90度向きを変えると高浜虚子が
「大原や 無住の寺の 五葉の松」と詠んだ五葉の松。

樹齢700年の京都市天然記念物は
建物の外からだと近江富士の形に見えます。

京都大原宝泉院 鶴亀庭園

部屋から格子ごしに観賞する
池の形を鶴、築山を亀、と見立てた庭園です。

京都大原宝泉院 枯山水庭園 宝楽園

宝泉院の境内南側にある枯山水庭園、宝楽園。

京都大原宝泉院門前 律川の紅葉

宝泉院を出た横にも律川に色鮮やかな紅葉が。

大原の紅葉には少し遅いかと思いましたが
こんな感じであちこちの紅葉を満喫できました。

駐車場までの帰り道、しば漬けを買ったお店の人の話では
「一昨日までは人が多かったけど12月に入って少なくなった」そうです。

池波正太郎氏のエッセイでも
「京都に行くなら観光オフシーズンの6月と12月」
という記述があります。

確かに、思ったより随分人が少なくて
大原の侘びた雰囲気を存分に楽しむことができました。

大原の後は、母を祇園白川の街並みと
錦市場の賑わいに案内して喜んでもらいました。

大原には行ったことのなかった母の希望で計画した今日の計画、
少しは親孝行できたかな。


翌日行った醍醐寺と平等院の様子はこちら

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